杉山奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつによりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』など。静岡市で少人数制塾「杉山塾」(http://fancynancy.jp/sugiyamajuku/)を運営中。ツイッターのアカウントは@suginat
杉山奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつによりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』など。静岡市で少人数制塾「杉山塾」(http://fancynancy.jp/sugiyamajuku/)を運営中。ツイッターのアカウントは@suginat

 非常に個人的な意見にはなりますが……たとえば、国語の、漢文あたりの掘り下げを、もう少し浅くしてもよいのではないかと思います。もちろん、漢文という学問自体を軽んじるわけではありませんし、漢文を勉強することでしか身につかない力は存在します。ただ、漢文は中国の古文なので、読めたからといって、現代の中国語が読めるようになるかというと、まったく別の話になります。

 グローバル化が進むにつれて、自国のことを聞かれてよく知らないというのは、恥ずかしいことだという意識は定着しつつあります。そう考えれば、日本の言葉の原点である漢文も、文化として知っておくべきではあるでしょう。とはいえ、生徒たちの負担を増やしたぶんだけ、どこかを軽くし、バランスをとる措置は絶対に必要であると思います。漢文に限った話ではありませんが、中高生のうちはさわりの部分だけを学習し、さらに学びたい人が、大学で専門的に学ぶ、という科目があっても、よいのではないかな、と思います。

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