高嶋政宏
高嶋政宏
この記事の写真をすべて見る

 4月にスタートした情報バラエティー番組「ポップUP!」(フジテレビ系)。前番組の「バイキングMORE」からコメンテーターを一新したが、木曜パーソナリティーを務める俳優の高嶋政宏(56)の発言が連日のように波紋を呼んでいる。

【写真】イベントでの「セクハラ行為」で賠償命令が下った人気芸人

 4月14日の放送では、過去にすし店やウナギ屋でアルバイトしていたという女優の松本若菜に「おすし屋さんでバイトしてた時、お客さんから“あーんプレイやってもらっていいですか?”って(言われましたか?)」と発言。また、ウナギ屋でバイトをした後にオーディションに行ったという松本が「私ひとりタレの匂いがしてたので……」と言うと、高嶋は「監督とかが寄ってきて匂い嗅がれまくった?」「俺だったら嗅ぎたいですもん」と返すなど、セクハラ発言を連発。SNS上では「気持ち悪い」「女優がかわいそうだった」など、手厳しい意見が目立っていた。

 また、4月7日のVTR放送でも、和食店ロケの冒頭に佐久間みなみアナウンサーが「お店に伺うにあたって、手ぶらでは行けないということで」と言うと、高嶋は自分の両胸に手を当てて「手ブラ? 手ブラ?」と反応。これもセクハラまがいの振る舞いと受け止めた人は多く、視聴者から批判の声が集まっていた。

 なお、21日と28日の放送は「舞台公演中」として欠席している。

 セクハラ発言に対し視聴者から厳しい目が向けられている昨今、高嶋の空気の読めない言動が批判を浴びているが、それには背景がある。そもそも高嶋は2018年頃から、テレビで自らの性癖を暴露して再ブレークした。俳優として活躍する一方で、「変態紳士」という本まで出版し、SM趣味を公言するなど近年では“変態キャラ”で通っていた。

「コロナ禍における“変態活動”について、唾液が絡むので葛藤することもあり『むちを打ってほしい』という依頼はくるが『今は我慢』と、昨年インタビューで話しており、変態キャラは健在です。昨年、大みそかのバラエティー番組ではお笑いコンビ・空気階段のコントに挑戦し、緊縛姿で三角木馬にまたがっていました。イケオジの実力派俳優が思いっきり欲望をさらけ出し、偽悪的に振る舞う姿にネット上では『ど変態ぶりが結構面白くて好き』など好意的な声もあります。一方、最近、映画界では性被害が告発されるなどセクハラ問題が深刻な中で、女優や女子アナとの絡みで“変態ぶり”を発揮することにNOを突き付ける視聴者も増えているのだと思います」(放送作家)

次のページ
女性タレントが絡むと生々しい