「術後照射では3次元原体照射が一般的ですが、左乳がんの場合は隣接する心臓も照射の影響を受け、長期的な障害が残ってしまうことがあります。肺や心臓の障害は、IMRTを使うことで、かなり減らすことができます。機器の高機能化などで治療計画にかかる手間も減っているので、今後導入が進むのではないでしょうか」(同)
(文/熊谷わこ)
【取材した医師】
国立がん研究センター東病院 放射線治療科長 秋元哲夫医師
※週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2022』より