![「滝沢歌舞伎ZERO 2022」第一部の創作歌舞伎。全員が見得を切っての立廻りののち、連獅子をモチーフにした赤いかつらをつけて23回の毛振りを一斉に披露[4月26日に行われたゲネプロ取材時]。左から、渡辺翔太、宮舘涼太、深澤辰哉、目黒蓮、岩本照、ラウール、向井康二、佐久間大介、阿部亮平](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/d/b/846mw/img_db4fdc4ebb46694b75e8216b6983bf1b99102.jpg)
恒例のフィナーレ「With Love」で9人が見せた晴れやかな笑みからは、計約130分を演じ切った達成感がこぼれ出すかのようだった。
3月25日には映画「おそ松さん」が公開され、同30日には6枚目のシングル「ブラザービート」が発売されるなど、グループでも個人でも華々しく活躍し、多忙を極めるSnow Manが、これだけの新演目に挑み、見事に魅せきったことに、誰もが驚きを隠せなかった今年の滝沢歌舞伎。
来年はこの舞台で、初のアジア公演が予定されている。「あの日の夢がまたこの胸に咲き誇る」――「ITSUKA」の歌詞が改めて脳裏に浮かぶ。かつて目指していた場所にたどりつき、願いを叶えたであろう活躍ぶりのSnow Manだが、彼らの胸にはきっと、さらなる未来の夢が咲き誇っているのだろう。
紹介したすべての演目を網羅した舞台写真は、発売中の「週刊朝日」2022年5月6・13日合併号で見ることができる。
(文/編集部・伏見美雪)
※週刊朝日 2022年5月6・13日合併号