今村:僕も死ぬかと思いました。ちょっと後悔してます(笑)。
林:連載小説を7本かかえてるって、どういう日常なんですか。
今村:朝から深夜までずっと書いてますね。
林:資料を読んだりするのって、けっこう時間かかるでしょう。
今村:お風呂で読んだりします。お風呂で読めるようなグッズがあるんです。
林:今村さん、結婚してらっしゃるの?
今村:独身です。バツイチです。子どもはいませんが、デビューする前ぐらいにバツになって……。
林:家庭がないのがいいのかもしれない。奥さんとか子どもがいたらそういうわけにいかないかも。
今村:あと2、3年かもうちょっとぐらいは忙しくすると思うんで、もしそういう女性があらわれたら、最初に「今は何もできひんで」ということは言わなあかんって思ってますけどね。
林:結婚、しようとは思ってるんですね。
今村:しようとは思ってるんですけど、出会いがないんですよ。この前テレビ局に行ったら、有村架純さんが遠くから来たんです。絶対無理やけど、0.0001%に賭けて食事に誘おうかなと思ったら、ガードが堅すぎて、近づけない、近づけない(笑)。
林:向こうは気づいたんですか。
今村:ご挨拶ぐらいはしたんですけど、ガードが8人ぐらいついてるから、あれ突っ切っていけるやつはすごいと思って。でも、あのガードを突破していったら、男気を感じてくれたかもしれないですね(笑)。
林:どんな人が好きなんですか、たとえば女優さんでは。
今村:女優さんですか? あ、いや、あの……(しどろもどろになって)特定の女優さんというわけではないですけど、出会いとか、男の野心……(ハンカチで汗を拭きながら、同行した出版社の担当編集者に)助けろよ(笑)。
林:カワイイ、照れてる(笑)。
今村:僕、伊集院(静)さんみたいな方に憧れますね。
林:伊集院さんも女優さんと結婚したことで皆の憧れを集めましたから、今村さんも頑張りましょうよ。女優さんが主役の本を書いて、それが映画化されれば、その主演女優さんと……。