林:若いエネルギーがワッと爆発するようなミュージカルなんでしょうね。
加藤:アメリカの高校の話で、ゲームやSNSといった要素がふんだんに詰め込まれている「ハイスクールミュージカル」のような感じで、若者だからダンスも激しいし、エネルギッシュな作品だと思います。(ゲームの)コントローラーを操作しながら歌うシーンもあって、新しいなと思います。
林:新国立劇場の中劇場って、わりと実験的なお芝居をしますよね。
加藤:演劇のアカデミーのようなシステムもありますよね。しっかりとしたストレートプレイもできる劇場ですし、そういうところでアメリカの高校を舞台にしたミュージカルができることに意味があるというか、どんな方たちが観に来てくださるのか、楽しみな部分もあります。
(構成/本誌・唐澤俊介 編集協力/一木俊雄)
※週刊朝日 2022年8月5日号より抜粋