
「息子さんの洋服代にひと月100万円かけている」という内容。それを発表すると華原さん、あっさりと「はい、本当ですね」と。いやいやいや。「それは嘘ですよ~」と言ってもらう番組なんですが、いきなり「本当です」と。なんとGUCCIで総額75万円の子供服も買ったことあるとか。ただ、聞いていくと、毎月こんなことしているわけではなく、子供のために貯金もして、買っているのだとか。ただ、その発言に思わず「I Belive」です。
そして次のデマ投稿。「2歳の息子のために1600万円のフェラーリを購入」。それを見た坂上さんが「さすがにこれはないでしょ」というと、華原さん、あっさり「これは本当ですね」。え? これも本当? デマだと怒ってもらうものなんですが……。
華原さんいわく、子供が生まれて「こんなにかわいいのか!」と。そして大人になったら車が必要だよなと思い、ネットで見てたらフェラーリが出てきて買ってしまったのだとか。
そんなことします!?
だけど、そのことを知ってしまった人がいて、ネットで叩かれ、「これはやばいな」と、なんと2回だけ乗って売ってしまったんですって。売った時には「1150万円」。
いや、デマに怒ってもらわないといけないのに、出す投稿を全部認めてしまう華原さん。華原さんが帰った後に、坂上さんと話したのは、90年代に日本の誰もが知っている歌姫だった華原さん。そういう人って、僕らの物差しでは測り切れないんだなと。
スターを経験した人なんです。スターって一度スターになったらスターなんです。色々な形で、有名人が世に出ることが出来るようになった今、あらためて、こういうスターってなかなか出にくくなったんだなと思う。
やっぱりスターっておもしろいです。
■鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。漫画原作も多数で、ラブホラー漫画「お化けと風鈴」は、毎週金曜更新で自身のインスタグラムで公開、またLINE漫画でも連載中。「インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~」は各種主要電子書店にて販売中。コミック「ティラノ部長」(マガジンハウス)、長編小説『僕の種がない』(幻冬舎)が発売中。
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