華原朋美の“びっくり発言”を聞いて鈴木おさむが思ったこと。「やっぱりスターはおもしろい」

　放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、AbemaTVで始めた番組に出演した華原朋美さんの話。

【写真】熱唱する華原朋美さん

＊　＊　＊

　なかなか刺激的な番組を作っています。AbemaTVで「デマ投稿を許さない」という番組が始まりました。もともとはAKBの柏木由紀さんがYoutubeで自身のデマの噂について堂々と斬っていくというのをやってて。「そうだ！　デマ投稿に物申していくのなら、出来るよな！」と。

　例えば、芸能人に「整形疑惑は本当ですか？」と聞く番組には出演しずらいが、「ネットにこんなデマがあったんです」と怒る番組なら出演出来るんじゃないかと思い、企画を作りました。そして、「バイキング」が終わったばかりの坂上忍さんに司会のオファーをしたら引き受けてくれました。

　収録では、毎回、僕がカメラの横に座り、坂上さんが聞きたいことがあったら僕に聞いていくスタイルでやっています。

　1回目は坂上さん自身について。2回目は元オセロの中島知子さんをお呼びして番組を作り、地上波では出来ない、刺激的な番組に仕上がりました。そして3回目のゲストは、何かとネットニュースになっている華原朋美さん。華原さんが坂上さんの大ファンということで出演してくれたのですが、いや～、なかなかすごい現場でした。汗びっしょり。

　収録した半分くらいは色んな理由でカットしてるのです。だってね、言っちゃうんですよ。僕が見てても「それ言っちゃダメなんじゃないかな」ってことも言っちゃうんです。自由だし、隠さない。そこが凄いんですけど。

　で、お子さんを収録現場に連れてきていたんです。2歳の息子さん。坂上さんがやっている子役の塾に入れたいと本気で思っているらしく、収録中に自分の息子さんを出してしまい、その時に、息子さんの服が全身GUCCIであることがわかりました。そこで、時間もないので、一発目のデマ投稿を発表。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ（すずき・おさむ）／放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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