■鬼越トマホークとの掛け合いが話題

 といっても、もともとバラエティーでの適応力は高い小島。このままテレビ出演が減ってしまうのは寂しいところだ。

「昨年9月に放送された『ダウンタウンDX』での鬼越トマホークとのやりとりも好評でしたね。小島が中国語を習っているという話題になると、鬼越から『元彼に未練があるから習ってるんじゃないんですか?』とイジられ、小島は『付き合う前からやってました』と反論し、『(鬼越とは)もう共演NGにしたい』と主張。さらに、鬼越のケンカ芸に巻き込まれ、止めに入ると鬼越から『お前もうマンガ読むなよ!』『連載終了までおとなしくして』と、強烈なダメ出しを浴び、その後、MCから名前を呼ばれてないのに自身と勘違いして返事をしてしまうなど動揺。そんな掛け合いに、ネット上では『何回見ても面白い』『こじるりと鬼越の絡みがクソ面白い』と称賛の声もありました。イジられキャラに転向すると意外と人気が出るのかもしれません。イジられることで自己主張の強さが薄まりますしね」(同)

 今後は「弱い部分や悩みをさらしていくのもプラスになる」と言うのは、民放バラエティー制作スタッフだ。

「昨年、バラエティー番組で、私生活を犠牲にしてテレビの仕事をしてきたことを明かし、『私、誰と結婚したら…?』と悩みを吐露していたシーンが印象的でした。また、3月に放送された番組では、飲食店で間違えて900円の水を頼んでしまい瓶ごと持って帰ったが、後で『ケチなことしちゃったなって。自分にガッカリした』と、反省したことを告白していました。いずれも視聴者が小島のことを苦手とする理由の一つである“ドヤ感”が薄れていて好印象でした。そうした性格が伝わっていけば、徐々に好感度も回復していくかもしれません」

 芸能評論家の三杉武氏は、小島についてこう述べる。

「露出が減少傾向だといっても、浮き沈みが激しい芸能界の最前線で6年以上も活躍し続けており、タレントとしての能力は高い。状況に応じて自分の役割や求められていることを理解できる優れた感性を持っているので、『どうにかして場を盛り上げよう』というハングリー精神の強さが裏目に出た結果、過激な発言で炎上を招いたり、無用な敵をつくったりしていた印象があります。しかし、最近は昔に比べるといい意味で力が抜けてきて、自虐ネタを披露したり、イジられる側に回ったりもしていますし、押し出しの強さが薄らいでいます。近年の芸能界は坂上忍さんや有吉弘行さん、ヒロミさんのように一時的に露出を減らすも復活を遂げるタレントは多く、女性タレントでいえば、若槻千夏さんも復活を果たしています。小島さんの復活も十分あり得るのではないでしょうか」

 バラエティースキルは折り紙付きの小島。新たな一面をキッカケに再び“無双”する日は訪れるのか、注目したい。(丸山ひろし)

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