【基本原則】
1.選抜高校野球大会は招待大会であり、選考委員が、選考委員会において厳正、公平に出場校を選出する。
2.本大会の特色は予選を持たないことである。秋季大会の試合結果は重要ながらも、あくまで参考資料の一つである。
3.本大会の理念を実現するため、勝敗のみにとらわれず、出場にふさわしい学校を選出する。
4.選考委員それぞれが選出の理由を説明できるように努める。
【評価のポイント】
1.秋季大会の試合結果、試合内容をもとに評価する。その割合は同程度とし、総合的に判断する。
2.試合内容については、投手力、打撃力、守備力、機動力など技術面のみならず、作戦の徹底、創意工夫、粘り強さといった試合運びや、フェアプレー、マナー、きびきび、はつらつとした動きといった野球に取り組む姿勢のほか、戦力のバランスやチームの潜在能力、大会を通しての成長ぶり、チームワークなども評価の対象とする。
3.複数の学校の評価が並んだ場合、できるだけ多くの都道府県から出場できるよう地域性も考慮する。
4.秋季大会については、府県大会についても参考とするが、選考委員が視察する地区大会の結果、内容を優先する。

 加えて、報道各社が次のコメントを添えている。

「改革検討委のアドバイザーを務める元横浜監督の渡辺元智氏は『高校野球の主役である選手にとって、わかりやすい形の改革を進めるべきだという思いで議論に加わってきました。選抜大会は“いいチームを育てたい”“いいチームを甲子園に出したい”という関係者の思いによって発展してきましたが、夏の選手権大会との違いがわからない選手も増えています。選考過程の透明性を高めるとともに、今回の議論で改めて明確になった選抜大会の理念を広く周知していくことが必要だと感じています』とコメントした」(7月12日付スポニチ)

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