※写真はイメージです(GettyImages)
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センバツ高校野球「選考ガイドライン」公表も
結局何も変わっていない?

 高校野球「春のセンバツ」の選考基準を示す「ガイドライン」が7月12日に公表された。

 今春、昨秋の東海大会で準優勝している聖隷クリストファー(静岡)が選ばれず、大きな議論となった。それを受けての「改善」だが、一読して「何も変わっていない、何も変えようとしていない」と感じざるを得ず、主催者・関係者のお粗末な心持ちにぼうぜんとした。

 「ガイドライン」は次ページに記すが、センバツは「招待大会」「秋季大会の試合結果は重要ながらも、あくまで参考資料の一つ」「勝敗のみにとらわれず、出場にふさわしい学校を選出する」などと書かれている。センバツなのだから、選考委員の判断で「どの学校を選んでも文句を言うな」と言わんばかりだし、「勝敗にとらわれず」と言いながら、「出場にふさわしい学校とはどのようなチームなのか?」には全く言及していない。

 さらに言えば、勝敗のみで勝ち上がる夏の選手権大会と違う、センバツならではの大会の姿、例えば、新たな高校野球の未来を拓くような具体的な方向性は何一つ示されていない。

 結局、自分たちの既得権益を守り、大人のノスタルジーに執着して、リアルな高校生たちへの誠意も未来への責任感も持っていない事実が明らかになった。

 発表された「ガイドライン」は次の通りだ。

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センバツ選考ガイドラインが「お粗末」といえる理由