ゴルフをしていたら必ずといっていいほど聞く言葉の一つに「パー」があります。「パー」にはどんな意味があるのでしょうか。
今回はゴルフでよく聞く「パー」の意味や、そのほかのスコアの呼び方、パーを狙うためのコツなどを解説します。ゴルフ初心者は、聞き慣れないゴルフ用語に戸惑うこともあるかもしれません。ゴルフを楽しむためにも「パー」やほかのスコアの意味を覚えておきましょう。
パーとはどんな意味?
パーとは、ホールごとに設定されてるボールをカップインさせるまでの基準打数のことを指します。ゴルフ場の各ホールには「Par◯」と表示があり、◯の数字が基準打数を示しています。例えばPar5のホールであれば、5打が基準打数です。
基準打数はホールの距離と関係があります。ホールにはショートホール・ミドルホール・ロングホールとありますが、ショートホールはPar3、ミドルホールはPar4、ロングホールがPar5と設定されているのが一般的です。多くのゴルフ場では、18ホールのパーの合計が70〜72に設定されています。トーナメントでは、難易度を上げるために本来のパー4をパー3にするなどして、調整をすることも多いです。
また、基準打数でホールアウトできた時のスコアを示す名称もパーと呼ばれます。最初はなかなか難しいかもしれませんが、パーでホールアウトすることを目標にしてみましょう。
■パーオンとアンダーパーについて
パーに関連するゴルフ用語として、パーオンとアンダーパーがあります。
パーオンとは基準打数よりも2打少ない状態で、グリーンにボールを乗せることです。Par3のホールならティショット、Par4のホールならセカンドショット、Par5のホールならサードショットでグリーンにボールが乗れば、パーオンになります。パーオンさせる確率が高ければパーでホールアウトできる可能性も高くなりますから、目標スコアを達成しやすくなるでしょう。
アンダーパーは1コースのパーの合計よりも少ない打数でラウンドすることです。例えば18ホールのパーの合計が70だった場合、スコアが70を下回ればアンダーパーになります。
パー以外のスコアは何と呼ぶ?
パーは、規定打数でホールアウトした際のスコアを指す用語でもあります。そのほかのスコアにも名称がついていますので、一緒に覚えておきましょう。
■ボギー
ボギーは基準打数よりも1打多い場合のスコアの名称です。ちなみに、基準打数よりも2打多い時はダブルボギー、3打多い時はトリプルボギー、4打多い時はクァドラプルボギー、5打多い時はクィンテュープルボギーと呼ばれます。
■バーディー
バーディーは基準打数よりも1打少ない場合のスコアの名称です。
■イーグル
イーグルは基準打数よりも2打少ない場合のスコアの名称です。Par3のホールでイーグルの場合はホールインワンとなります。
■アルバトロス
ダブルイーグルと呼ばれることもありますが、基準打数よりも3打少ない打数でホールアウトした場合はアルバトロスと呼ばれます。
■コンドル
コンドルは基準打数より4打少ない場合のスコアの名称です。Par5のホールでホールインワンした時の名称で、トリプルイーグルとも呼ばれます。
パーを狙うためのコツ3つを解説
パーは初心者だとなかなか難しいですが、パーが取れればスコアも伸びます。パーを狙うためのコツを覚えておきましょう。
■パーを狙うホールを定める
全てのホールでパーを狙おうとしても最初は難しいはずです。パーを狙いやすいのはショートホールとロングホールなので、どのホールでパーを狙うかコースマネジメントをするようにしましょう。
■得意な距離からパッティングできるようにする
せっかくパーオンしても、ボールからカップの距離が苦手な距離だと、そこから打数がかさんでしまうかもしれません。グリーンに乗せるときは得意な距離になるように狙いましょう。また上がりのパットのほうが難易度が低いので、狙えるようになるとパーが取りやすいです。
■アプローチとパッティング練習をする
パーオンできているのにパーが取れないなら、アプローチとパッティングを苦手としている証拠です。それぞれの練習を徹底することをおすすめします。
パーオン率を確認して改善策を考えよう
パーオン率とは、パーオンさせられた確率のことで、「パーオンした回数÷18(ホール数)×100」で割り出せます。パーオン率が高ければ、パーを取れる確率が上がりますので、ご自身のパーオン率を確認してみてください。スコア90〜100を狙うなら、パーオン率は20〜30%程度を狙いましょう。
パーを狙うコースを定めてスコアを伸ばそう!
初心者でパーを取るのは簡単なことではありません。しかしパーが取れれば、スコアは確実に伸びます。全てのコースでパーを狙うのではなく、パーが狙いやすいコースを見定めるようにしてください。ゴルフのスコアを示す用語はゴルフ仲間の会話のなかで必ず出てくるので、覚えておくとよりゴルフが楽しめます。
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