4月4日発売のAERA 4月11日号は、月に2回の連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」掲載号。写真家・平間至さんに正統派の室内ポートレートを学びます。向井さんの顔に合う「オパライト」という機材を使って、背景用の紙やストロボのセッティングからチャレンジしました。この号の巻頭特集は「1分話法が成果を生む」。この特集を読めば、新年度のビジネスで、動画配信で、成果が上がる「話し方」のコツがわかります。表紙には、蜷川実花監督最新作「ホリック xxxHOLiC」に主演する神木隆之介さんが登場。ウクライナやその周辺国で、負傷者の手当や避難者のケアを続ける医師たちの日常をルポする記事や、プーチン大統領が民間人を殺戮し続ける理由を分析した記事も掲載しています。

AERA4月11日号※アマゾンで予約受付中
AERA4月11日号
※アマゾンで予約受付中
この記事の写真をすべて見る

 月2回連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」は、「向井くんとセッティングから一緒に撮ってみようかと」という平間至さんからの提案で、「正統派のポートレート」を学びます。「おおー! 先生、よろしくお願いします!」と喜ぶ向井さん。「じゃあ、ペーパーの垂らし方から。あ、その前に、センチュリーの使い方からかな?」とスタジオ撮影ならではの単語が飛び出し、「センチュリーってなんですか?」と興味津々。スタンドの立て方やペーパーの巻きだし方といった、これまで「見様見真似で」自分でも試してきたと向井さんが語るセッティングの手順を、ひとつひとつ丁寧に教えてもらい、「今日すごいな、勉強や、まじで」「うわ、スタジオマンなった気分や。かっこいいね!」とテンションがあがります。

 使用したのは、「オパライト」という照明機材。「向井くんがシャープな顔立ちなので、今回は強い光で撮ったらどうかな」と平間さんが選んだものです。「オパ顔」なる単語も飛び出し、笑いに満ちた雰囲気でありながら、レッスンは本格的なもの。立ち位置やカメラ位置をどう決めるか、ペーパーのアールと呼ばれる角度のつけ方、露出計で測った露出の「出目」と実際にカメラで設定する「切り目」の調整方法などにも踏み込んでいます。そうして、向井さん自身が手を動かして組み上げたライティングで、平間さんが撮ったのは、「セクシー&ロック」がテーマな向井さん。「指が長いね」「よく言われます!」というカットや「オパ顔してるわ! 肌ツヤもええな」な写真などを、「写真は偶然性を含んでいるからこそ面白い」という平間さんの写真哲学とともに、ご覧ください。

 4月は新しいことを始めるのに最適な季節。この号の巻頭では、誰にでもすぐ実践できる話し方のコツを「1分話法が成果を生む」と題して特集しています。必要な情報はそろえたし、大切なことはすべて頭の中にあるのに、思うように人に伝えられない、という経験をお持ちの方は少なくないでしょう。実は、話し方には「コツ」があるんです。特集では、「話し方」についてのベストセラーを持つプロフェッショナルへの取材から、その「コツ」をピックアップ。「1分話法」「3段ピラミッド」「相手を主語にする」などとキーワード化して、実例をあげながらリポートしています。

 ビジネスシーンで動画が多く使われるようになったことを受け、動画で話すときの「コツ」も取材しました。重要なのは、冒頭30秒で視聴者の心をつかむこと。ここでも、気をつけるべきことを「ヤッホーの法則」「カネの法則」「そう・だ・わ」などとキーワード化。読めば今すぐマネできる、具体的な説明とともにご紹介します。情報番組のMCを務めるふかわりょうさんと、バラエティー番組やワイドショーなどで活躍する朝日奈央さんに、話をするときの「3カ条」を聞くインタビューも掲載しました。

 話し方は、子育てでも重要なファクター。とりわけ子どもの「決める力」を育てるには、親が子どもへの声のかけ方を意識する必要があります。おそらくはすべての親が一度は口にしている「ちゃんとしなさい」「いつになったらできるの」「何度も言わせないで」はすべてNGワード。これをどう言い換えれば、「決める力」を阻害せずにすむのでしょうか。「言い換え集」も必見です。

 この号の表紙には、4月29日公開の映画「ホリック xxxHOLiC」に主演している神木隆之介さんが登場。この作品の監督は、本誌表紙フォトグラファーの蜷川実花。蜷川が生み出す世界観の中で、どう演じたらいいのか、とプレッシャーを感じていたという神木さんが再び、蜷川のセットと向き合いました。インタビューで神木さんが語ったのは、「ホリック xxxHOLiC」撮影現場での裏話から、もしも生まれ変わったらなりたいと思う職業の話まで。笑えるエピソードの合間では、「俳優」という仕事の醍醐味についても、ストレートに話しています。

 市井の人々の犠牲が増え続けるウクライナ情勢も継続取材。慶應義塾大学の廣瀬陽子教授が、プーチン大統領が民間人を標的にする理由を分析。「(プーチン大統領は)侵攻すればウクライナ人は喜んでロシアを受け入れると考えていた」「激しい反ロ感情と抵抗を目の当たりにし、邪魔な人間を排除するために無差別虐殺の領域に入った」という指摘には、戦慄を覚えます。ほかにも、SNSを中心としたロシアとウクライナの「情報戦」のルポや、ウクライナ国内や周辺国で、負傷兵や避難民のケアを続ける医師たちのいまを取材した記事も掲載しています。

 King Gnu井口理さんがホストを務める人気の対談連載「なんでもソーダ割り」は、ナインティナインの岡村隆史さんをゲストにお迎えした3回目。今回は井口さんと岡村さんが「プロ意識が芽生えるとき」について語り合います。ふたりが出した答えとは――。

 新連載も始まります。その名も「大宮エリー東大ふたり同窓会」。日本の大学の最高峰とされる東京大学ですが、学歴偏重の象徴的存在でもあり、今年1月には大学入学共通テストの会場となった東大正門前で、高校生が受験生を切りつける事件が起きました。大宮エリーさんは東大出身ですが、「色眼鏡で見られるから嫌だった」と告白。幅広い年齢の同窓生と語り合い、「東大ってなんだ」を考えます。初回のゲストは、学生として、また研究者・教員として、18歳から57歳までを東大で過ごしたという養老孟司さんです。

 ほかにも、
・フィギュア世界選手権 宇野昌磨・坂本花織のW金
・アカデミー賞受賞「ドライブ・マイ・カー」に残る日本映画の魂
・パナソニックにみずほフィナンシャルグループ「週休3日」のメリット
・iDeCo「段階的制度改正」を詳細解説
・AIの目で交通事故を防ぐ次世代ドライブレコーダー
・作家の付箋付き「推し本」が買える共同型書店
・復興音楽祭でLittle Glee Monster(リトグリ)と高校生が熱唱
 などの記事を掲載しています。

AERA(アエラ)2022年4月11日号
定価:440円(本体400円+税10%)
発売日:2022年4月4日(月曜日)
https://www.amazon.co.jp/dp/B09TP3HDL9