■温湿布で体の外側から温める

 熱と共にハーブの有効成分が皮膚を通して体に働きかけます。さらに、よい香りで心もリラックス。冷え取りには大きな血管の通る首の後ろのやや下を、消化器系の不調にはお腹周りを温めます。

<ハーブ温湿布の方法>
●おすすめのハーブ:ローズ、ジャーマンカモミール、ラベンダーなど

1. 洗面器にドライハーブを入れて熱湯を注ぎ、3分くらいおく。
2. 1に棒状に丸めたタオルを浸す。湯が熱いので絞れるように両端は浸さず容器の外に出しておく。
3. 絞った温かいタオルを肌にあてる。上から乾いたタオルを重ねるとより効果的。

■全身の温め効果もある「ハーブ部分浴」

 全身浴はもちろんですが、手浴や足浴も全身の血流を促して体を温め、安眠を促します。部分浴は暑い時も手軽にできるのでオススメ。よい香りで心もリラックスさせましょう。

<ハーブ手浴・足浴の方法>
●おすすめのハーブ:ローズ、オレンジフラワー、ラベンダーなど
1. 洗面器にドライハーブを入れ、熱湯を注ぎ、まずは蒸気で立ち上る香りを味わう。
2. 湯が冷めてきたら足し湯をして、湯量と温度を調整して手(足)を浸す。

<監修者>
監修/池田明子先生(いけだ・あきこ)
植物療法士、ソフィアフィトセラピーカレッジ校長、西九州大学客員教授。臨床検査技師として病院勤務を経験後、自然療法を学ぶ。2006年、植物療法士とハンドケアセラピストの養成校を設立。全国各地で講座を主催。近年は大学や専門学校と共に認知症予防や介護分野での有効活用の普及活動をしている。夫は俳優の梅沢富美男、2女の母。

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