皮脂の酸化が原因となる年齢臭を抑えるには、酸化を防ぐ抗酸化習慣がおすすめです。食事なら抗酸化作用のあるビタミンEを含むアボカドやナッツ類を取り入れて。運動はハードにやり過ぎないこと。有酸素運動などを続けて行うと、抗酸化力が上昇します。
また、ストレスや興奮は交感神経を活発にし、皮脂を酸化させる活性酸素を発生させてしまいます。日々のストレスは、入浴やストレッチなどリラックスタイムを設けたりして上手に解消しましょう。十分な睡眠をとることもストレス解消には欠かせません。
においは年を重ねるごとに変化していくものです。人生のステージが変わったら、においも同様に変化している可能性があります。日本人女性はにおいに敏感といわれていますが、過剰に気にして無臭化を目指すのは個性を消すことになってしまいます。身近な人のアドバイスをもとに、気になる部分だけケアをしながら、自分だけの「におい」を大切にしていきましょう。
<監修者>
監修/桐村里紗先生
愛媛大学医学部医学科卒業。tenrai 株式会社代表取締役医師。治療よりも予防を重視し、「ホンマでっか!?TV」やWebメディアにてヘルスケア情報を発信。新著『腸と森の「土」を育てる~微生物が健康にする人と自然』(光文社)8月18日発売。