2019年7月、闇営業問題で吉本興業との契約を解消し、その半年後にYouTuberとしてデビューしたお笑い芸人の宮迫博之(51)。YouTubeチャンネル『宮迫ですッ!【宮迫博之】』は、20年1月に「宮迫博之よりご報告」と題した謝罪動画で幕を開け、いまでは登録者数140万人の人気チャンネルに成長した。
テレビ出演の機会は失っても、人気を保ち続ける宮迫だが、いまだ「世間の風当たり」は厳しいようにみえる。とくにネットニュースには、「明石家さんまを裏切った宮迫」、「宮迫、吉本芸人と共演NG」、「吉本の会長から拒絶」といったネガティブな記事も少なくない。契約解消からおよそ2年がたち、そうした現状を本人はどのように感じているのだろうか。渦中の宮迫がAERA dot.の取材に応じ、ネガティブ報道、先輩芸人、これまでの芸人人生などについて語った。
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――ネット上には宮迫さんに関するネガティブな記事があふれています。率直にどんな感想をお持ちでしょうか?
嫌なことを書いている記事がほとんどですよね。でも本当はね、ありがたいんですよ。相手にされないことが一番ダメなので、そういう意味ではなんとも思っていないんです。
――4月にはYoutubeでスポーツ紙の記事を否定する動画を配信されました。
なんとも思っていないにしても、嘘をつくのだけはやめてほしい。それやったら直接聞きに来てくれたらできる範囲でお答えします。
――吉本興業から「共演NG通達」という報道もありました。
勘違いしているんだと思います。例えば、後輩と飯に行って「今度出てくれる?」「いいですよ」という本人同士のやりとりがあって、その後はその後輩のマネージャーとうちのスタッフが日程など詳細を決めて撮影するという流れなんです。その時点で演者同士のやりとりではなくなっているので、根本的に報じている内容がおかしい。
――吉本興業から「共演NG」と言われたことはないんですか?
ないです。以前、YouTubeの番組で前説を担当してくれた後輩がいて、その後輩にスタッフが直接交渉していたみたいので、それについて「勝手に前説に使わないで」というのはありました。でも「共演NG」とかを言われた事実はありません。