「文書は超大作で贈与だと言い張ったように読めた。解決金報道は、その後すぐに『返す』と前言撤回したようで、呆れた。身を引いた元婚約者をまた引っ張り出す気なのだろうか。自分の事しか考えられないのだなと思った」(40代・女性)

「解決金を支払う意思があるようだが、小室さんの言うことが二転三転して説得力がない。収入もないのに、いくら元婚約者へ返済するのだろうか。眞子さまか宮家が支払うのではないだろうかと疑ってしまう。お金の出どころをきっちり発表して欲しい」(50代・女性)

小室圭さん(c)朝日新聞社
小室圭さん(c)朝日新聞社

 小室さんは現在、米ニューヨーク州の弁護士資格を取得するために留学中。学生の身分でまとまったお金をどうやって用意するのか。国民の疑問がついて回るのは当然だ。

 このまま解決金を支払ってお2人が結婚に踏み切った場合、皇室にどのような影響を及ぼしうるのだろうか。象徴天皇制に詳しい河西秀哉・名古屋大学大学院准教授(歴史学)は次のように指摘する。

「まずは解決金の財源を明確に説明しないと、皇室が払ったのではないかと捉えられる恐れがあります。もし皇室が金で解決させたという認識が広まれば、人々の支持を失う可能性は大きい。さらに、きちんと国民に説明することなく、金で解決したという見方がされれば、これまでの皇室との断絶を感じる人もいるしょう。このような解決の仕方では、秋篠宮家に皇位が移ることへの懸念も出てくるのではないでしょうか」

小室さんの文書についての意見のアンケート結果
小室さんの文書についての意見のアンケート結果

■    「情けないとしか…」眞子さまへの厳しい視線

 さて、アンケートの質問と回答に戻ろう。今回、国民が驚いたのは、小室さんの文書の内容だけでなない。文書発表をうけて、眞子さまは宮内庁を通じて「今回発表された文書を読まれて、いろいろな経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃれば有り難い」とのコメントを寄せた。さらに、眞子さまは金銭トラブルの報道が出た直後から小室さんの相談にのり、これまでの対応も眞子さまの意向が大きかったとことも明らかになった。

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皇室の存在意義を揺るがした