眞子さまと小室圭さんの結婚問題については、2017年に当時の明仁天皇が結婚を認める裁可をして婚約が内定。宮内庁は、11月に帝国ホテルで結婚式を行うと発表した。政府は、18年度予算案で一時金にあてるための1億5千万円を計上した。しかし、小室家の金銭問題が明らかになり、2018年2月に納采の儀など一連の儀式は正式に延期された。一時金の予算は、その年に結婚した高円宮家の三女、絢子さんの一時金に割り当てられた。
それから進展のなかった結婚問題だが昨年11月に、眞子さまが、結婚は「必要な選択」とお気持ちを公表した。さらに秋篠宮さまはご自身の誕生日の際の会見で、「(2人の結婚を)認める」と述べられた。その後、12月10日には、宮内庁の西村泰彦長官が会見で、小室さん側の金銭トラブルについて、「きっちり説明していくことで、批判にも応えていけるのではないか」と発言。宮内庁の西村長官は小室さん側の代理人弁護士と面会し、金銭問題への説明をするよう求めたとも報じられおり、「宮内庁としては、眞子さまの結婚を進めたいのでは」という見方も強まっている。
米フォーダム大学に留学中の小室さんは、履修コースを5月に修了し、卒業する予定だ。ニューヨーク州の司法試験を7月に受けるとすれば、この秋には合否の結果が出る。今年の10月には、おふたりそろって30歳の誕生日を迎えることから、年内の「強行入籍」もあり得るだろう。
先の山下氏が言う。
「現時点で結婚の日取りが決まっていませんので予算年度が未定です。そのため要求には入っていませんでしたが、日取りが決まり、皇室経済会議で額が決定すれば、その予算は必ずつきます。当然、査定もされません」
皇室に関する予算で、こうしたわかりやすい費用ついては国民の注目が集まる一方で、気づいていない負担もあるという。さる宮内庁職員はこうつぶやく。
「内親王や皇族女性が晩餐会や宮殿行事に身につけるティアラは、1千数百万円から3千万円と確かに高額です。しかし、国を代表して海外の国賓や要人を接遇する立場ですから、相応の装身具でしょう。一方で、眞子さまの婚約内定者が帰国すれば、ご本人やご家族にも警備がつくでしょう。そうした目につきにくい費用には、皆さまの関心が高くないのは、不思議な気もいたします」
(AERAdot.編集部/永井貴子)