圧倒的な女性人気を誇り、写真集が記録的な大ヒットになるなど、フリーアナウンサーの中では頭ひとつ抜け出している田中みな実。その快進撃ゆえ、今では人気女優との「三角関係」も取りざたされるが、なぜ多くの人が彼女の「とりこ」になってしまうのか。
【写真】フジテレビ最終面接落ちから這い上がったフリーアナウンサーは
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昨年12月にリリースされた写真集「Sincerely yours……」が60万部を超える大ベストセラーとなり、一躍トップタレントに上り詰めたフリーアナウンサーの田中みな実(33)。今やバラエティーやドラマに引っ張りだこで、男女ともに幅広い層から支持されている。
TBSの局アナ時代の田中は、アイドルアナとして男性人気が高く、バラエティー番組などでみせる「ぶりっこキャラ」が、時として女性から反感を買うこともあった。「好きな女性アナウンサー」などのアンケートでは「好き」「嫌い」のいずれにもランクインする珍しいタイプのアナウンサーだった。
だがTBSを退社し、「ぶりっこキャラ」からの脱却を図ることで、徐々に女性ファンも獲得していった。
「フリー転身以降は『グータンヌーボ2』などのバラエティー番組で、過去の恋愛経験を告白して注目を浴びました。元彼であるオリエンタルラジオの藤森慎吾との交際時のエピソードをはじめ、男性にのめり込みすぎて、時に病んでしまう“こじらせ体質”であることなど、赤裸々な発言が同世代の女性の共感を呼びました」(女子アナウオッチャー)
また女性ファンを惹きつけるうえで、女性ファッション誌でのグラビア展開が果たした役割も大きかった。これが、後に写真集の出版にもつながることになる。
大きなきっかけになったのは、2017年9月に発売された『an.an』の特集「美乳強化塾」のグラビアだったと女性誌編集者は話す。
「両肘でバストを隠している大胆なセミヌード写真が表紙に掲載され、大きな話題となりました。男性週刊誌は“肘ブラ”などと騒ぎ立てましたが、等身大の30代女性の自然体な姿が女性読者の間で評判になりました。田中さんはニキビや肌荒れ、ボディーラインなどにコンプレックスを持っていたようですが、それを受け入れたうえで、パーソナルジムに通い、努力する姿が身近な存在として映ったのでしょう。女性が『嫌う女』から『憧れる女』へ見事に変貌をとげました」