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東日本大震災やコロナ禍を機に、若い世代の間でもUターンやIターン熱が加速していると言われる。
実感について、岡本さんは「コロナ前から、地方ロケに行くと若い世代の移住者を見かけることはよくありました。感染が広がってからは、さらに若年化の傾向が強まっていると思います。子育て支援制度の充実に力を入れる自治体も多く、『子どもを育てるなら都会よりも地方がいい』という認識が、親たちの間で広がってきているのではないでしょうか」と語る。
番組はどのような方向に進んでいくのか。「『第二の人生』を始める人々を応援するという番組のコンセプトは、今までも、これからも変わりません。ただ、『定年後』に必ずしも縛られる必要はないという方向にはシフトしてきています」。
時代の変化も柔軟に取り入れながら、番組自身もまた「第二シーズン」へと突入しつつある。
(本誌・松岡瑛理)
※週刊朝日オンライン限定記事