「年齢とともに顔にシミやたるみが出るのは仕方ないし、無理に隠す必要はありません」
「今の自分を知って、その変化に合わせてメイクしていけばいいんです」
浅香さんは努力しなくていいと言う。化粧品も高級なものは必要ないとも。
「教室にいらっしゃる生徒さんにお聞きするんです。『若くなりたいですか? それとも、きれいになりたいですか?』って。皆さん、『両方!』ってお答えになります。正直ですよね(笑)。なので、私は若くてきれいな"若きれいメイク"をお教えしています」
すでに5万人がこの教室に来て、浅香流メイクを体験している。そのメソッドとは?
●大人メイクのポイントは"チーク"と"眉毛"
浅香さんの新刊『いくつになっても変われる 大人のメイクレッスン』より、そのメソッドをいくつか紹介してもらった。
まず、どれほどメイクで変わるのか。モデルさんの写真を見てもらえれば一目瞭然!
浅香さんは、「大人メイクのポイントは“チーク”と“眉毛”です」と言う。
チークというと、顔の発色をよく見せて、アイシャドウや口紅のようなメイクアップのためにするもの、と思っている人が多いかもしれない。
が、浅香流では、チークはファンデーションの延長。チークに注目させることで、シミやたるみをカバーするというのだ。
チークはオレンジとピンクの2色使いで、ブラシを使うこと。以下が手順だ。
(1)オレンジのチークを耳幅に沿って、耳から頬方向に横に入れる。
(2)ピンクを黒目の真下に小さく入れる。
たったこれだけ!
注意することは、決して縦に入れないこと。チークを縦に入れていいのは、若い頃だけ。顔のたるみが気になる年齢には、“横”が鉄則。耳幅に沿って横に入れることで、引き締め効果が出て、小顔に見えるのだ。
ピンクは、ポイントを上部に持ってくることで、顔が上がって見える。
また、眉毛は“ストレート”が基本。よく“アーチ”型の人を見かけるが、40代以降はストレートで。アーチにすると、間延びした顔が余計に長く見えてしまう。