「ファンデーション? 塗ってないんです!」と豪語していた20代、30代。鏡を見ても、「まあ、イケるか……」とやり過ごせた。どうにかなっていたかどうかは別として、シミやたるみが大して気にならなかったからだ。
しかし、50歳を過ぎた自分の顔といったら、シミやたるみが目立ち、人前にノーメイクで出るのはマナー違反、な気がする。
●受け入れがたいシミやたるみ
“年を重ねることを受け入れる”みたいな時代のムードはあるけれども、なかなか受け入れられないシミやたるみ。
スキンケアを頑張っていれば、もう少し肌の老化もおさえられたかもしれないが、もはや遅い。シミ取りのレーザー治療が手っ取り早く、効果的と聞くが、予算の問題もあるし、ちょっとハードルが高い。
コンシーラーで必死にシミを隠すが、かえってコンシーラーが目立ってしまう。「ここにシミがありますよ!」と言っているようなもの。
そういえば、メイクの仕方をきっちり習ったことがない。売り場で化粧品を買うときに、しっかりメイクの若い美容部員さんから多少の手ほどきを受ける程度だ。
いい大人なんだから、そろそろ自己流の化粧はやめて、メイク方法をしっかり習得したいと思っていた。
周りの同年代は、「以前と変わらないメイクなのに、厚化粧に見える」とか、「メイクと洋服が合わなくて、チグハグな感じになってきた」など、年齢を重ねたことによるメイクの違和感をおぼえている人も多い。
そんな私が、浅香純子さんが主宰する「自分でできる大人の化粧教室」に出会った。
シミやたるみが気になり、今までのメイクが合わなくなってきた女性にぜひおすすめしたい教室だ。
●“メイクでエイジングケア”という考え
浅香さんが主宰する「自分でできる大人の化粧教室」は、40代以降の大人向けに、銀座をはじめ、全国で開催されている。浅香さんの言葉は悩める40代以上に、いちいち刺さる。
「スキンケアは1日では成りませんが、メイクなら一瞬で変われます」