私の名前は「まこ」（写真、雌）です。
三重県の動物愛護推進センター「あすまいる」からもらわれてきました。県内の保健所から、このあすまいるに預けられたそうです。
生まれた場所も年齢もわかりませんが、今は住所不定ではありません。市役所に登録され、首にはマイクロチップも入れてもらって、飼い主がちゃんとわかるようになっています。
去年、7歳ぐらいでこの家に来た私は、体重7キロとやせていました。今では11キロになり、毛のつやもよくなって、顔も穏やかで可愛らしくなったと言われます。おまんじゅうが好物で、お散歩も大好きです。
毎朝、日の出前におばあさんとゴミを拾いながら3キロぐらい散歩に出ます。夕方は近所の公園を回り、緑の草の上を2キロぐらい歩きます。
昼間はおばあさんの息子さんが経営する会社の事務所で楽しく過ごし、来客があると思いっきりしっぽを振って挨拶します。すると、「賢いね、可愛いね」と言われてうれしい日々です。
おばあさんが、
「想像ですが、この子はたぶん高齢のじいちゃん、ばあちゃんに大事に飼ってもらっていたのではないでしょうか。それが、入院とか亡くなったとかで仕方なく預けられたのでは……。おしっこもうんちも一度も失敗したことがないし、お座りもお預けも全部できます。抱っこが大好きで、人見知りもしないし、本当に可愛い犬ですよ」
とお話ししているのを、抱っこされながらじーっと聞いています。
施設には保護された仲間がたくさんいます。みんな優しいおうちに引き取ってもらえればと思いながら、今日もお散歩しています。
県の施設の方に近況をお知らせできたらと、このページに投稿しました。
（杉澤英子さん 三重県／79歳／主婦）
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