高松から松山まで、電化区間のほとんどを走破する予讃線の長距離鈍行列車。海を望める車窓も人気(撮影/北村 光)
高松から松山まで、電化区間のほとんどを走破する予讃線の長距離鈍行列車。海を望める車窓も人気(撮影/北村 光)

 1~6位を飯田線が独占してしまったので、飯田線関連をまとめて1位とし、以下は第2位~として紹介していく。とはいえ、飯田線以外では“距離編”でも触れた宗谷本線の旭川発稚内行きが、6時間超え列車としてランクイン。伯備線の出雲市発岡山行きが続くものの、運転時間は5時間台前半と一気にトーンダウンしてしまう。

【第2位】旭川発6:05→稚内着12:08/6時間05分(321D~4323D~4325D/259.4km)/宗谷本線

【第3位】出雲市発17:52→岡山着23:10/5時間18分(288M~832M/220.7km)/山陰本線・伯備線 ※倉敷~岡山間は山陽本線、伯耆大山~西出雲間は山陰本線

【第4位】倉敷発5:43→西出雲着10:59/5時間16分(825M~283M/209.6km)/伯備線・山陰本線 ※倉敷~岡山間は山陽本線、伯耆大山~西出雲間は山陰本線

■四国からランクインしたのは…

【第5位】高松発12:13→松山着17:21/5時間08分(121M~4121M~547M/194.4km)/予讃線(高松~観音寺間は快速「サンポート南風リレー号」)

【第5位】高松発4:53→松山着9:59/5時間06分(101M/194.4km)/予讃線

 ここへ来て、ようやく飯田線でも“距離編”の列車でもない列車が登場する。予讃線の高松~松山間は下り3本、上り2本の普通列車が全区間を直通運転している。5本中4本は一部または全区間が快速「サンポート南風リレー号」とされているが、通過駅は高松~坂出間の6駅のみ。オススメは唯一の「完全各駅停車」である101M。高松発は4時53分と早起きが必要だが、ひと駅たりとも漏らさずにロングランが体験できる。

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あの「最長距離列車」の後継列車