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　初めて迎えた室内犬のチャチャ（写真、13歳、雄）です。実家でも代々の犬と暮らしてきましたが、いずれも元捨て犬の雑種で、屋外飼いでした。エサは人間と同じ米が主体のものでしたが、当時はどこもそんな感じだったようです。

　それが昨今では年齢に応じたドッグフードがあり、紙おむつまで。当然うちでもそういったもののお世話になっています。

　何といっても、寒さに弱い（はずの）小さな犬種である以上、過保護気味になってしまうのは否めません。

　見た目は大変に可愛らしいですし、実際にそういうところがたくさんありますが、チワワはなかなか気難しくて一筋縄ではいかないところもあります。

「おいで」と呼んでも素直には来ないし、寝ているそばを通っただけでウ～と怒りますし……。

　甘やかしが過ぎたのかなと反省もしますが、チワワには大なり小なり気紛れでわがままな面もあるようですね。つい可愛い顔にごまかされてしまいます。

　時に我慢を強いられたり、腹が立ったりもするのですが、基本的にチャチャは家族のことが好きです。

　ケンカや口論は大嫌い。私と夫があまり穏やかではない話し合いをしていたときには、夫が少し大きな声を出す度に、「ワン！」と吠えかかっていました。
　たまらず私が涙ぐむと、どうしたの？　泣かないで！と顔を見上げ、悲しそうに鳴きました。

　人の表情を読み取る能力は本当に素晴らしいと思います。そんな姿に、よけいに涙が出てきてしまいました。不安にさせしまったね、ごめんね、と。

　13歳ともなれば老いも目立ってきました。本人（？）は年齢を気にしていないようですが、家族みんなで気をつけて、長くそばにいてほしいと思います。

（北村真由美さん　石川県／50歳／派遣社員）

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