旧ジャニーズ事務所所属のアイドルと結婚した女性は、公の場で私生活を語ることやSNSやメディアで発信することはタブーともいわれてきた。松岡の場合も夫婦生活に関する発信はほぼなく、謎に包まれているが、自分自身のプライベートについては一部で大まかに語ることがある。
ひと手間かけて家での食事を楽しむ日々
「東京カレンダー」(2024年8月29日配信)では、「遠出をすることのハードルが、私の中で年々下がっています」と、プライベートの過ごし方に変化があったことを明かしていた。以前までは、休みを次の仕事までの英気を養う時間としか捉えられていなくて、体を休めることしか考えていなかったという松岡。一方、現在は色々と経験することも仕事への還元になると感じ、また、仕事と休みの繰り返しではどこか枯渇してしまうのかもとも思ったと告白。ゆえに、短い休みでも少し遠出をして、普段は出会えない経験を掴みに行きたいと思っていて、そうした時間が心にも体にも良い気がしているという。実際、自身は和菓子が大好きで、最近は電車を乗り継いで遠くまで和菓子を買いに行ってきたと回想。それを持ち帰り、お茶を淹れてゆっくり食べるのが好きと話した。
「今年4月にイベントで、家庭の食事時間で大切にしていることについて『ひとてまと、ひといき』と答えていたこともあります。自身がよく食べる納豆かけご飯には、とろろや刻みきゅうりを添えるなどの『ひとてま』をかけ、味噌汁はお湯を注ぐだけで完成させて『ひといき』をつくのが、自身のいちばん幸せな食事タイムと説明していました。そんなエピソードから、プライベートでは仕事中心の考え方から日常の中の幸せを見つける生活に変化していることが垣間見えます。ゆとりもありそうですし、立て続けにドラマや映画に出演していた頃より、今のほうが幸福度は高いのかもしれません」(同)
仕事をセーブしマイペースな活動へとシフトしていることが伺える松岡だが、一方で気になる点もある。「昨年の主演ドラマは視聴率で苦戦した」と語るのはテレビ情報誌の編集者だ。
「松岡さんは俳優業では繊細な演技が際立つ天才役者のように称されていたという印象を持っている人も多いでしょう。そんな中、昨年の主演ドラマ『ギークス』では、優秀だがクセ者という鑑識官役を演じましたが、初回の平均視聴率が世帯6.1%、個人3.5%と緒戦から厳しい戦いを強いられ、その後4%台に下降、最終話の平均世帯視聴率が3・9%と低調に終わってしまったんです。確かな演技力を持つ松岡ですが、今は主演級として数字が取れなくなっているのかもしれません。一方、結婚したこともありますし、プライベートを充実させつつ経験や年齢を重ねた上で、これまでとは違った演技の幅を見せていけば、巻き返しは期待できると思いますが……」