第4位 白いパラソル

第4位は81年7月にリリースされた「白いパラソル」。音楽番組「ザ・ベストテン」(TBS系)では番組史上初の初登場で1位を獲得した曲である。40年以上も前のことだが、ファンの記憶は鮮明だ。
「中2でした。ベストテンで初登場1位を記録したのが印象的でした」(50代・男性)
「私がまだ小学生の時で、ドット柄にパラソルの柄が入ったワンピースを着ていた聖子ちゃんが、とても可愛かったのを覚えています」(50代・女性)
「当時着ていたパラソルの衣装が夏のイメージが強く、可愛くて印象に残っている」(70代・男性)
紺地に白のドット柄のスリップドレスに白いパラソルがあしらわれた衣装は、曲のイメージ通りで本当に可愛かった。
「初めて耳にした時、ポップなイントロに続く『お願いよ~』で始まる聖子ちゃんのハスキーなキャンディボイスにゾワゾワッと鳥肌が立ったのを覚えている。歌詞も切ない女ごころや恋の駆け引きが描かれ、当時中学1年生で背伸びしたい年頃の自分にお姉さんの恋愛を教えてくれる、とても甘酸っぱい曲として映った。そして何より、白いパラソルをさして歌っている聖子ちゃんをテレビで見かけ、あまりの可愛いさに、自分もマネして白いパラソルをさして歩きたい衝動にかられた」(50代・女性)
「エメラルドの青空の下、誘われたのに素知らぬ彼をもっと知りたい私、松本隆の心象風景が溢れる歌詞と、財津和夫の風を感じる綺麗なメロディ、ストリングスが美しい大村雅朗のアレンジ、そして凛と伸びやかな聖子のボーカル、聖子の爽やかな夏を感じます」(50代・男性)
「ザ・ベストテン」初登場第1位を達成しただけある夏の名曲の「白いパラソル」は、「夏になると自分が不意に口ずさんでいる」(50代・男性)といった“いまでも口ずさんでいる”という声も多かった。
第3位 マイアミの午前5時
いよいよトップ3! 数ある夏の名曲の中から第3位に選ばれたのはシングルA面の曲ではなく、夏の名アルバム「ユートピア」に収録されている「マイアミの午前5時」。
「ガチファンはアルバム曲から選ぶ(笑)。シングル曲と違って少しゆるい感じが好きです!!」(60代・女性)
「リゾート感満載のアルバム『ユートピア』の中でも1番印象に残った曲なので」(60代・男性)
「『ユートピア』の中の1曲で、ファンの中でも人気のある隠れた名曲です」(50代・女性)
「アルバム『ユートピア』の全曲が夏の思い出なのですが、『マイアミ午前5時』が一番好きです。中学生の時、夏休みの部活を頑張っていた自分を思い出します」(50代・女性)
「1983年夏、大学4年の夏、伊豆のホテルに住み込みでバイトに行ってたくさんの思い出を作った頃の記憶がよみがえる一曲。というか、アルバム『ユートピア』全部が夏の記憶がよみがえる名曲」(60代・男性)