写真・図版(3枚目)| 関根勤が出会った“合気道”のタモリ、親友で兄弟で相方の小堺一機 今も「芸能界、生き残り作戦」を模索?

 小堺君は、親友であり、兄弟のようであり、相方でもあり……。彼に出会わなかったら、今の僕はない。それくらい影響を受けて、成長してきました。今はポッドキャストになりましたが、やり続けたいですね。

NHKの朝ドラに出たい!

――70代になり、体調はいかがですか?

 回復が遅くなりましたね。YouTubeで4時間ぐらい収録すると、家に帰ってテレビを観ているうちにいつの間にか寝てしまっていることも。ゴルフもラウンドには行くけど、練習は行かなくなりました。

 でも体調はいいですね。10年ほど前に冠動脈狭窄症をやりましたが、血管を広げるステントを入れて狭窄している部分はなくなったので、今は元気です。

――今後、やってみたいことを教えてください。

 NHKの連続テレビ小説の準レギュラーで出たいですね。ヒロインはスポーツ選手で、僕は「ヒロインのおじいちゃん」か「接骨院の院長」。ヒロインがけがしたとき、「あぁ、頑張りすぎだよね。あのね、こんなに痛める前にね、休まなきゃダメだよ。休むのもトレーニングだよ」なんて言うの。ヒロインを目覚めさせる、おいしい役をやりたい。出演は週に1、2回ぐらいが希望。毎回出ると、スケジュールを押さえられて、ほかのことができなくなっちゃうから。

「芸能界、生き残り作戦」なんですよ。NHKの朝ドラを見ている人は、素直に受け取ってくれるタイプが多いから、僕がすごくいい人に映るわけですよ。そうするとまた仕事のオファーが増えるという。うまくいけば、次は映画でもいい役のオファーがあるかもしれない(笑)。そんな野望を持っています。

(聞き手・加藤弓子)

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