「『今の時代の打率3割は以前の3割3分以上に匹敵する』という声もある。(松中コーチは)難しい時代に同職を任されたのは理解できるが、何とか打力を高めて1点でも多く得点してもらいたい」(中日OB)

 中日は2011年以降リーグ優勝から遠ざかり、直近は3年連続最下位。その間、「投手力は良いが得点力が…」と言われ続けてきた。両方が「それなりに」でも揃えば、リーグ最終盤まで期待を抱かせる戦いはできるはずだ。

 絶対的エースを期待される高橋、打線を牽引すべき石川、そして攻撃力の底上げを担う松中コーチ。「3人の働きぶりによって中日の行く末が見えてくる」と言っても過言ではなさそうだ。

(文・スポーツライター 田中雄也)

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