
pecoさんの日々の出来事について綴る連載「pecoの子育て&お仕事日記」。7月12日はryuchellさんの命日です。突然のお別れから2年がたち、7歳の息子としっかり前を向いて生きていく、いまの思いをこのコラムだけに明かしてくれました。
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2年がたちますが、正直、変わったことはなくて……。息子が5歳になってすぐにryuchellが亡くなって、息子はいま7歳になるので、この5歳と6歳の2年間、こんなに辛いことがあったのに前向きに過ごしてくれていることが有難いなって。息子も私も前向きなんだけど、決してryuchellを忘れずに胸の中に残しておきながら毎日を過ごせているのが、“幸せ”って言葉があっているのか分からないけれども、息子をすごく誇りに思う2年間でした。
もう2年か……と思うときも、まだ2年しかたってないのかって思う瞬間もある。息子が5歳の1年間も、6歳の1年間もryuchellは、空から見ていてくれる。亡くなった人が空から見ているという言葉を信じているし、そう信じたいけど、でも、実際に息子の5歳、6歳の姿をryuchellがリアルに見ているかと言えば、それはまた違うわけで。
息子は、学年末の夏休み前に4年間通ったインターナショナルスクールを転校するために辞めました。5歳、6歳と息子がたくましく大きくなってくれて、できることも多くなった。学年末だったので成績表に書いてあることには、嬉しい言葉もたくさんあった。5歳の息子のまま、そこから時が止まっているryuchellには、5歳、6歳の2年を見れてないんだなと……見てくれていると信じてはいるんですが。
ryuchellがどう思っているか考えても
冷たい人間って思われてしまうかもしれないけど、ryuchellがどう思っているか考えてもしょうがないと思ってしまうんですよ。これまで、ひいおばあちゃんや知り合いの友達が亡くなって、死についてとか、死後について考えたことがなかったわけじゃないけど、やっぱりryuchellという存在は違うじゃないですか。私の大切な人であり、息子のパパという特別な存在。
だから、考え込んでしまうとかはではなく、淡々と考えていた。「絶対に見てくれているよ」とか、亡くなった方が蝶に生まれ変わってやってくるとか聞くけど、そういうことを信じるのも自由だし、それで前を向けるならそれはそれでいい。