
7月スタートの新ドラマ「奪い合い、真夏」(テレビ朝日系)に主演する女優の松本まりか(40)。昨年も“サレ妻”役で主演したドラマ「夫の家庭を壊すまで」(テレビ東京系)や、刑事とのアブノーマルな性癖に溺れていく容疑者役を好演した映画「湖の女たち」など、近年は、特殊なシチュエーションの性愛を巧みに演じている。それゆえ、サレ妻・シタ妻などが登場するドロドロ系不倫ドラマでは、必要不可欠な存在になりつつある。40代に入ったことで、禁断の恋に溺れるリアルな中年女性役がますますハマりそうで、今後はより需要が高まりそうだ。
「奪い愛」シリーズは、放送作家で脚本家の鈴木おさむ氏による、オリジナル恋愛ドラマ。2017年放送の第1作を皮切りに、登場人物が愛を奪い合う激しく切ない恋愛模様、ドロドロなのに胸がキュンとする展開が話題を呼び、これまでに4作品が制作された人気シリーズだ。
「松本はこれまで19年配信の『奪い合い、夏』と21年の『奪い合い、高校教師』に出演し、シリーズの盛り上げを支えてきた功労者の一人。今回の主演はまさに“満を持して”という印象です。引退宣言をしていた鈴木おさむ氏も今作限定で脚本家に復帰することからも、かなり期待できます。同シリーズは、夫の浮気現場をおさえるために隠れていたクロゼットから『ここにいるよ~!』と瞳孔バッキバキで飛び出してきた水野美紀や、教師である婚約者と生徒のキスを物陰からのぞき見しながら鼻血を出した松本など、笑ってしまうくらい衝撃的なシーンがいくつもありました。今回も放送前から松本の怪演ぶりに期待がかかります」(テレビ情報誌の編集者)
怪演といえば、昨年主演した「夫の家庭~」がSNSでたびたび話題になったことも記憶に新しい。不倫した夫と共謀していた義母に対し、目を見開いて詰め寄るシーンは芸人のキンタロー。など、有名人たちがこぞってマネをして“松本まりかチャレンジ”とタグ付けして多くの人に投稿された。テレ東ドラマ初の見逃し配信再生数3000万回突破という記録達成にも寄与した。キャッチーなセリフとインパクト過剰な怪演がお家芸の「奪い愛」でも、“松本まりかチャレンジ”がSNS上に再びあふれるかもしれない。