気軽にネットで買い物ができるようになったが…(写真はイメージ=GettyImages)
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 インターネットでの買い物が当たり前になった一方、クレジットカードの不正利用による被害も拡大。日本クレジット協会によると、2024年の不正利用の被害額は555億円と、過去最悪を更新しました。AERA編集部が実施した読者アンケートでも、不正利用されたことがある方は約半数に上りました。そんな身近な「危険」に対し、多くの方がさまざまな自衛策を取っていました。

【アンケ結果】半数が経験していたクレカの不正利用、被害額は?

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 今回の読者アンケートのテーマは「クレジットカードの不正利用」。6月18日から25日までインターネット上で実施し、回答者は826人でした。
 

 クレカを不正利用された経験が「ある」という方は48.9%。「ない」という方とほぼ拮抗しました。

 被害額は、最も多かったのが「1万~5万円未満」の19.5%。続いて「10万~50万円未満」(18.0%)、「1千~1万円未満」(15.2%)、「5万~10万円未満」(8.9%)となりました。約半数が10万円未満でしたが、なかには「100万円以上」という方もいらっしゃいました。

「行ったことのないロンドンで使用された」(60代、男性)

「(会員ではない)Amazonプライムの会員料金が毎月引き落としされていた」(50代、女性)
 

写真・図版(2枚目)| クレジットカードの不正利用、約半数が「経験」 カード停止で「電気を止められそうに」 身近な危険性に自衛策も【AERAアンケート結果発表】

カードを止めた後も面倒なことに…

 どのような手口で被害にあったのか。約半数が「わからない」と回答しました。

 そして、不正利用に気づいたきっかけとして最も多かったのが「カード会社からの連絡」(42.6%)。そして「利用明細の記録(アプリや紙など)を見た」が38.3%でした。「利用通知サービス」は17.6%でした。
 

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