タイガースで開幕を迎えた前田は、5月7日(日本時間8日)に解雇されカブスへ移籍(今季年俸はタイガース負担)。2年契約が切れてFAとなる今オフの動向に注目が集まる。
「いろいろな話が聞こえてくるが、まずは目先の勝利を1つずつ積み重ねること。昨年9月の失速を誰もが忘れていない。新井監督も多くの対策を考えているはずで、頂点を目指す思いは誰もが持っている」(広島関係者)
「勝ったり負けたり」が続くが、決して悲観すべき状況でもない。カギとされる守備面は起用法で試行錯誤を重ねながら形も見えつつある。課題とされ続けた外国人野手も、エレフリス・モンテロ、サンドロ・ファビアンの2人が及第点の成績は残しそう。「戦える状況」は整いつつあり、勝負はこれからだ。
「諦めず、粘り強く戦うのが広島野球。混戦が続けば必ずチャンスは出てくる」(広島OB)
7年ぶりのリーグ優勝、そして12球団で最も遠ざかっている1984年以来の日本一達成はなるのだろうか。夏場を迎えるここからの戦い、そしてその先の様々な動きからも目が離せない。グラウンド内外で広島が注目を集めるシーズンになりそうだ。
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