2017年11月27日、婚約したことを発表したヘンリー王子とメーガンさん(photo ロイター/アフロ)
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結婚から2年足らずで王室離脱

 5月にヘンリー王子(40)とメーガンさん(43)が結婚7周年を迎えたことから、あちこちで2人の結婚を振り返る試みがされている。結婚から2年足らずで王室を離脱し、王室批判を繰り広げることになる“芽”を見つけ出そうというのだ。

【写真】 メーガンさんのネットフリックス番組のゲストは…

 メーガンさんの結婚に対する考え方がすでに伝わってくるのが、結婚式に招いたゲストの顔ぶれだ。メーガンさんがウィンザー城に招いたのは、俳優のジョージ・クルーニー夫妻やテレビ番組司会者のオプラ・ウィンフリー、テニスのセリーナ・ウィリアムズ選手夫妻など。結婚式に招待するなら以前よりメーガンさんと親しい間柄だったかといえば、「全く知らない」か「ほとんど会ったことがない」人が含まれていたことが話題になった。

 たとえばジョージ・クルーニーは、メーガンさんといつ知り合ったかと聞かれて、「彼女のことは全く知らない」とあっさり答えている。オプラ・ウィンフリーは「メーガンと会ったのは一度だけ」と話した。 なかには女優リース・ウィザースプーンのように招待されたものの、「メーガンとは面識がない」として欠席した人もいた。

メーガンさんの実父であるトーマス・マークル氏は度々テレビに出演。メーガンさんへの想いを語っている(photo REX/アフロ)

メーガンさんは実父を招待せず

 一方、実父は急な病気で入院したとして招かず、義理の兄も姉も招待していない。親族で式に出席したのは母親ドリアさんだけだった。つまり、家族の代わりにハリウッドのスターたちを招いたのだ。

 それはメーガンさんはすでに結婚式の時から、いずれ王室を離脱すると計画していたからだと言われている。英王室専門家は、「メーガンは、結婚式の時からネットワークを広げることを狙っていた」「自分が成功しなかったハリウッドでの実力者や人気者にロイヤルウエディング招待という恩を売り、お返しを期待した」「ハリウッドに戻った時、招待客は自分のためにレッドカーペットを敷いて待つと確信していた」「結婚式をハリウッドで自分を有利な立場に導くチャンスとして利用した」と口をそろえる。メーガンさんの「アメリカで成功したい」との思いは、ロイヤルウエディングを利用するほど強烈だったのだ。

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