DeNA対楽天 セレモニアルピッチを務めた令和ロマンの高比良くるま(左)と松井ケムリ=2024年5月29日
この記事の写真をすべて見る

 芸能人の結婚発表は、いつの時代も人々の関心を集めるニュースである。中でも、最近は芸人たちの結婚報告が続き、話題になっている。

【写真】地上波で見ないのに「年収2億円」のお笑いコンビはこちら

 6月14日放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)にて、バッテリィズのエースが結婚していたことを発表。16日に公開されたポッドキャスト番組『令和ロマンのご様子』では、令和ロマンの松井ケムリが結婚と第一子誕生を報告した。ケムリは昨年、結婚していたのだが、子どもが生まれてから発表しようと決めていたのだという。

 エースとケムリは昨年末の『M-1グランプリ』で、それぞれ準優勝と優勝という立派な結果を残し、大きな注目を集めた者同士だが、いずれも結婚を発表するタイミングは結婚した直後ではなかった。

 また、彼ら以外にも似たような例が相次いでいる。『キングオブコント2024』ファイナリストのシティホテル3号室の押田は、6月6・7日に行われた単独ライブにて、11年前に結婚し、2人の子どもがいることを初めて明かした。相方である亮太にもずっと秘密にしていたのだという。

何の話題にもならず改めて公表も

 さらに、『キングオブコント2016』王者であるライスの田所仁が、6月18日配信のラジオ番組『ライスのミラクルビュッフェ』(GERA)にて、結婚していたことを発表した。彼は地元・蒲田の広報誌で5月に結婚を公表していたのだが、何の話題にもならなかったため、改めて自身の番組内で明かすことにしたという。

 共通しているのは、結婚してすぐにはその事実を公にしていないという点である。結婚相手も芸能人の場合は、事務所同士の調整も必要になるため、発表を遅らせるというのはよくあることだ。しかし、彼らのお相手は一般女性だという。それなら間を置く必要はないのではないかと思われるのだが、その背景には何があるのか。

 第一に考えられるのは、タレント業務を円滑に進めるために、発表のタイミングを慎重に選ぶ必要があったということだ。たとえば、令和ロマンは2023年の『M-1グランプリ』で優勝して注目を集めていた。連覇を目指して翌年も出場すると宣言したため、結婚した24年の時点で慌ただしい状態にあった。

次のページ 相方の活動自粛もあり