
三笠宮系となる高円宮家の三女で元女王の守谷絢子さん夫妻には、3人の男児がいる。
天皇家との血縁の近さでいえば、元内親王の眞子さんの子どもも、「養子」の対象として広がる可能性もある、と八幡さんは話す。
「いまは、小室家の金銭トラブルの記憶が生々しく、眞子さんのお子さんが男子であっても皇族の養子となることには、反発も強いでしょう。そうはいっても上皇さまの『外曾孫』ですから、血統の重みはある。養子の候補者が旧宮家や、愛子さまや佳子さまといった内親王方のお子さまでも足りないとなった場合、特に男の子であれば、眞子さんのお子さんが浮上する可能性は十分に出てきます」

小室夫妻がベビーカーを押して散歩する写真が報じられたあと、いくつかのメディアが小室家の自宅周辺まで取材に訪れているという。
秋篠宮家は、小室さんと眞子さんの結婚については、一般の結納にあたる「納采の儀」や、天皇、皇后両陛下が皇居・宮殿で眞子さんからお別れのあいさつを受ける「朝見の儀」など女性皇族としての一連の儀式を行っていない。「外孫」の誕生についても、喜びながらも積極的な公表はせず、秋篠宮家は小室家と、異例なほどに距離を置いてきた。
一方で、もう少しすれば、眞子さんの第一子については、外見から男女の判別がつくような写真や映像が、メディアやSNSによって出回るかもしれない。
「小室家については、世間の反発があまりに強いため、かなり先の話でしょうが、『男の子』
と報じられた場合には、皇室と小室家との関係に変化が生じるかもしれません」
現代社会においてジェンダー平等は理想のひとつだが、実現にはさまざまな苦労や議論やモヤモヤが伴うこともある。皇室は私たちの社会を映す鏡のひとつなのかもしれない。
(AERA 編集部・永井貴子)
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