
――年齢を重ねるにつれて、変化する体とは、どのように付き合っていますか。
40歳を超えてから、だんだんごまかしがきかなくなってきました。体形は変わっていないのですが、お酒に弱くなって酔っ払いやすくなっているし、若い頃だったらダメージがなかったのに、今はサプリを飲まないとしんどいときもある。普段から腸活したり、「明日は仕事だから、お酒を飲むのはやめておこう」と、ある程度調整したりしないと、きつくなってきました。
腸の健康が大事だと思うようになったのは、2020年に日本酒の蔵元・寺田本家の23代目当主、寺田啓佐さんが書いた書籍『発酵道』(スタジオK)を読んでから。すごく共感するところがあって、自分にとって新しいゲートが開きました。この本がなかったら、今こんなにも微生物や発酵、腸活の大切さについて語ってないでしょうね。
――年齢を重ねるメリットはありますか。
社会やルールは窮屈になってきていると言われていますが、僕自身はどんどんどんどん自由になってきているんです。いい仲間がいっぱいいて、会う人、会う人がみんな、同じような明るい未来に目を向けている。「類は友を呼ぶ」ということわざは本当だなって。自分の外側にあるものばかりに目を向けるのではなく、自分自身の人生にフォーカスして、自分らしく発信していくと、さらにそうなっていくのだと感じていますね。
――今後やってみたいことはありますか。
今もいろいろなことをやっているので、その延長線上として一つひとつを充実させて、丁寧に楽しむようにしていったら、まだ見ぬ、新しい面白いことも現れるかもしれない。とにかく、「今を楽しむ」ことを大切にしています。
(聞き手・加藤弓子)
こちらの記事もおすすめ 【前編はこちら】 窪塚洋介、子育てで大事にした「自分で選んで決めること」 俳優の息子・愛流のために選んだ“家族の形”とは