女優としての演技が評価されている磯山さやか
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 4日放送の「ソレダメ!」(テレビ東京・よる6時25分)は、ゲストにいばらき大使の磯山さやかを迎え、まだまだ知らない茨城県の新常識を大調査する。磯山さやかにまつわる記事を再掲する(この記事は「AERA DIGITAL」に2025年5月9日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。

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 4月7日にスタートしたドラマ「夫よ、死んでくれないか」(テレビ東京系)で、安達祐実、相武紗季とトリプル主演を務めているタレントの磯山さやか(41)。本作は、結婚に後悔する大学時代の同級生3人が、結婚で奪われた幸せを取り戻す姿を描いたマリッジサスペンスで、磯山はモラハラ夫に恨みを募らせる専業主婦役を演じている。

 磯山といえば、高校2年生のときにグラビアデビューして以降、長年にわたってグラビア界をけん引してきた。親しみやすいビジュアルや人柄でタレントとしても人気を集めたが、女優というイメージを持っている人はあまり多くないだろう。そんな中、今作の磯山の演技に対してSNS上では「演技想像以上に上手でびっくり」「主婦感がすごい」など評価する声が目立っている。今後は女優業への転身も期待できそうだが、実力は本物なのか。

「昨年は月9ドラマ『嘘解きレトリック』にもレギュラー出演しました。昭和初期を舞台としたミステリーで、磯山は主人公たちを見守るお食事処の女将役。優しく気の利いた女将さんという役どころを暖かい京都弁で演じ、和服姿も似合っていて人気キャラクターとして強い印象を残しました。また、2023年には18年ぶりに映画主演を果たした『愛のこむらがえり』も公開されました。映画監督としてなかなか芽が出ない同棲相手の才能を信じて、全力でサポートをするヒロインという役どころで、相手のために四苦八苦する姿をチャーミングに演じ、そのコメディアンぶりが反響を呼びました。出演作は少ないですが、どの作品でも演技は好評を博しており、今後、需要は増えていく可能性はあると思います」(民放ドラマ制作スタッフ)

 女優としても存在感を発揮し始めた磯山だが、故・志村けんさんと舞台やテレビでのコントで何度も共演してきた経験が、女優業に役立っているようだ。

「Real Sound」(23年6月27日配信)では、映画「愛のこむらがえり」でのコメディーシーンの演技について、コントやコメディーではオチのリアクションを大きくする人も多いが、そこまでやりすぎずにリアル感を出すようにしていると説明。これは志村さんから教わったことだと言い、「こういう人いるよね」という感じに少し動きを足すくらいがちょうど良いと持論を語っていた。コメディーにおいては今でも“志村イズム”を大切にしているようだ。

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