第7位 A・RA・SHI

 同数で7位に並んだもう1曲は、1999年発売のデビュー曲「A・RA・SHI」。

 この曲が好きな理由はズバリひと言、「象徴する曲だと思うから」(50代、男性)という声も多く、グループの名前がそのまま曲のタイトルというのはインパクトが大きい。

 嵐の結成記者会見も衝撃的だった。99年9月、ハワイの海の船上で記者会見を行った。大野智(当時18歳)、櫻井翔(当時17歳)、相葉雅紀(当時16歳)、二宮和也(当時16歳)、松本潤(当時16歳)の5人が、日本から現地に赴いた記者たちからの質問に答えた。客船の上で、シースルーな衣装をまとった嵐が「A・RA・SHI」を歌う姿は、ファンのみならず多くの人の目に焼き付いている。

「デビュー曲はインパクトがあった。仕事上、最初に視聴させてもらい必ず売れると思い大量仕入れして当たり、会社で表彰されたから」(50代、女性)

「嵐といえばこの曲です。大好き! ファンになったきっかけだと思います」(60代、女性)

「嵐のメンバーの初々しいところが好き」(50代、女性)
 

第6位 カイト

 6位にランクインしたのは2020年7月29日発売の58枚目シングル「カイト」。「NHK2020ソング」として、20年に開催される予定だった東京オリンピック・パラリンピック、そしてその先の未来を担う人たちを応援する楽曲だった。そのため、「カイト」に“応援”されたファンの声は多い。

「コロナ禍通常の開催ができなかったけれど、オリンピックのテーマ曲として、この曲を聴くと希望や勇気が湧きました」(70代以上、女性)

「辛いな、しんどいな、と思ったときに聴くと、大丈夫と思えます」(10代、女性)

「両親も亡くなり、一人になり先が不安な時に、この曲を聴きました。温かく包んでくれた感じがして、ゆっくり前をみて頑張ろうと思いました」(60代、女性)

「悩んだり、落ち込んだりした時に歌詞と自分の思いが重なり前向きになる勇気をもらえたから。歌詞にある、母と父が言った言葉が沁みたから」(10代、女性)

「歌詞が凄く良い!! 日本でやったオリンピックを思い出します。娘の結婚式も東京オリンピックも延期になり、どちらも2021年に出来た事を思い出します。コロナでも出来る事を車のナンバーに願かけて2021にしました」(50代、女性)
 

「一曲を選ぶのは難しい」という声が多かった嵐の好きなアンケートだが、ベスト5に並ぶ曲は?

(AERA編集部)

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