AERA 2025年6月2日号より

遊んでんのと一緒です

エース:芸人としては中盤かもしれないですけど、テレビスターという夢に向かってのスタートラインにようやく立てました。

寺家:着実に前に進んできてる感覚はあります。

エース:毎日忙しいやろって聞かれるんですけど、遊んでんのと一緒なんです。毎日楽しい。

寺家:しんどいことはもちろんあるし、それは大阪時代も同じでした。でも、ずっとしんどかったけど、今が一番楽しいです。

エース:生きてきたなかで、「明日嫌やな」とか思ったこと、一回もないんです。バイトもそうで居酒屋とかバーとか出前とかいろいろやったけど、どれも楽しかった。

寺家:朝は嫌いやろ。

エース:起きんのだるいなとかはありましたけど、生きててしんどいことはあんまりないですね。

行けるとこまで行く

──M-1を経て、バラエティー番組の出演やCM起用など、バッテリィズの姿を見る機会も格段に増えた。

エース:僕はバッテリィズとしても個人としても、「行けるとこまで行く」のが目標です。これはずっと変わらない。ほんまにそれだけです。

寺家:個人としては、「寺家にこれをしゃべらせたらおもろい」って場所を見つけて、そこで一番になれるように無理しないとあかんなって思っています。趣味の野球なのか他にあるのかわかりませんけど、それを探してそこで本気でやりたいです。

──多忙を極める日々のなかで、コンビの関係性に変化はあったのだろうか。

寺家:普段まったく話さないんですよ。しても、野球の話ぐらいですね。

エース:「変化球がちょっと多いな」とか。

寺家:「そこで油断したらあかん」とかな。もちろんネタは詰めて、「ここウケた」「ウケなかった」とかは話し合いますけど、そのくらい。

エース:あんまり反省会というか、収録がどうやったとか話すことはないですね。

寺家:コンビ組んで何年たっても、ピッチャーとキャッチャーとバッテリーの話しかしないです。僕らの関係性はバッテリーそのまんまやと思います。

(構成/編集部・福井しほ)

AERA 2025年6月2日号より抜粋

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