肩の違和感で故障者リスト入りし、下半身強化の調整をするドジャース・佐々木朗希(日刊スポーツ)

「佐々木は出力を抑えて投げて球速が落ちた」

「佐々木は160キロを超える直球、スライダー、フォークとすべての球種が異次元ですが、投げるスタミナがないので、ロッテ時代は規定投球回数に到達したシーズンがない。ロッテの育成方式を批判するわけではありませんが、近年の佐々木は全力で投げずに力をセーブして投げている感覚でした。ケガをしないようにブレーキを掛けることは重要ですが、限界まで追い込まず出力を抑えたまま投げ続けると球速が落ちるし、体も強くならない。かえって故障しやすくなります。仮の話ですが、新庄監督なら佐々木をどう育成していたか気になりますね」

 先発が長いイニングを投げる日本ハムの投手起用は、救援陣の負担を減らすメリットもある。長丁場のペナントレースでは夏場以降に疲労が蓄積する。余力を残した救援陣の投入を夏場以降も続けることができれば、優勝争いでも優位に働くだろう。シーズンが終わった時、「先発完投」が多い日本ハムと少ない球団とで、成績にどのような違いが出ているだろうか。

(AERA編集部)

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