作詞家、ラジオパーソナリティー、コラムニストとして活躍するジェーン・スーさんによるAERA連載「ジェーン・スーの先日、お目に掛かりまして」をお届けします。
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幼児の頃は、たまごアレルギーがありました。小学生くらいからはアトピー。不規則な生活のせいか、社会人になってから症状は悪化し、親とともに良い治療法を探して東奔西走。一時は関西の病院に通っていたこともありました。いまでも、季節の変わり目などにはかゆみに悩まされることがあります。
大人になってからは、花粉症。喘息やアレルギー性鼻炎はありませんが、猫と触れ合うと、目が真っ赤になり鼻水が止まらなくなります。猫、可愛いのに触れない。
そうそう、生エビも食べると喉がチリチリしたりイガイガしたりするんだった。呼吸困難とまではいきませんが、食べないようにはしています。なんらかのアレルギーとともに歩んできた人生です。50歳を過ぎて、アレルギーの類はこれ以上増えないと思っていました。
先日のこと。ラジオの生放送中に咳が出始め、のどにうっすらと痛みもある。風邪か。これは放っておくと咽頭炎になりかねないと、急いで耳鼻咽喉科に駆け込みました。私は疲労が祟ると喉にくる癖があるのです。
いつも行く病院がお休みだったので、家のそばにあった初めてのクリニックへ。先生にかくかくしかじかと説明して喉を見せる私。すると、先生の口から予想外の言葉が！
