
チェキ用初のモノクロフィルム登場!
インスタントカメラのチェキ(instax mini)用にモノクロームフィルムが発売された。インスタント写真の独特な描写や色調、またカードホルダーにも入るプリントサイズや自由に文字を書き込みできる余白など、さまざまな要素で密かに根強い人気のチェキ。近年のアナログ懐古やデジタルカメラでの白黒写真人気もあり、以前からあったユーザーの声に応えた形だ。このインスタックス・ミニシリーズは99年にスタートしたので、「やっと出た」と思う人も多いだろう。
感度はカラーと同じISO800で、従来のカメラや同フィルムを使用するinstax SHAREプリンターで、特に設定せずに使える。
カメラから排出された直後は少し黄色みがかっているが、数時間で安定してやや冷黒調に落ち着く。これまでモノクロにしたければ、スマートフォンの写真をモノクロにして、instax SHAREでプリントするという疑似的な温黒調の白黒プリントだった。本来の白黒のテイストがダイレクトに味わえるようになったことや、ライカ・ゾフォートの登場も相まってインスタントのモノクロ写真に注目が集まりそうだ。



◆宇佐見健
●対応カメラ:すべてのinstax miniシリーズ●撮影枚数:10枚●フィルムサイズ:86×54ミリ●画面サイズ:62×46ミリ●感度:ISO800●価格:オープン(実売950円)●URL:http://fujifilm.jp/