アイドル・俳優・アーティスト:香取慎吾
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 ソロアーティストとしても精力的に活動する香取慎吾さん。3枚目のアルバム「Circus Funk」に込められたアイドルとしての想いとは。AERA 2025年5月26日号より。

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 初のソロアルバム「20200101」をリリースしてから約5年。俳優や画家としても活躍する中で早くも3枚目のアルバム「Circus Funk」が生まれた。

「僕はグループでずっと歌ってきましたが、ひとりで音楽活動を始めたらコロナ禍でステージに立てなくなりました。ライブが再開してもしばらくは声出しNGやマスク着用といった制限がある状態が続いた。ようやく制限が解けて新しい時代に入ったので、めちゃめちゃ楽しくて笑っていたら気づくと終わってしまっていたようなライブを想定したアルバムを作りたいと思いました」

 緑黄色社会や中森明菜など、全曲フィーチャリングゲストが参加したまるで遊園地のようなエンターテインメント性が高いアルバムだ。ジャンルや世代を問わず、さまざまな音楽に日常的にアンテナを張っている香取だからこそなし得た作品だろう。

「音楽が鳴っていない時はほぼないくらい日常的に音楽に触れています。例えばコーヒーを飲みながら『チルな曲でも流してリラックスしよう』と思って曲をかけていると『この曲いいな、誰だろう?』と思いチェックして『こういう素晴らしい才能の方がいるのか!』と気分が高ぶって全くリラックスできないので困ります(笑)。セカンドアルバムの『東京SNG』に収録された『Catharsis』に参加してくれたWONKとはそういった出会い方でした」

 自らのことを「パーフェクトビジネスアイドル」と謳い、多彩な活動を続ける。アイドルとして一番大切にしていることは「みんなを笑顔にすること」だ。

「皆さんが笑顔でいてくれることをするのが僕の生活のすべて。『僕がこうしたらその先では誰かが笑ってくれるだろうな』ということをいつも考えています」

(ライター・小松香里)

AERA 2025年5月26日号より

AERA 2025年5月26日号

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