未成年のうちは固定の収入がないので、親や親戚からもらうお金やお小遣い、お年玉などを積み立てていくことになるかと思いますが、子どもと一緒に投資の銘柄を選んで動きを見たり、子どものうちから投資に触れたりすることで、金融教育の一環としてもメリットがあるように思います。
それぞれどう活用していけば
そもそも現行の新NISAは、18歳以上であればだれでも口座を開設することができます。もちろん65歳以上でも開設できるので、現状検討されているのは、新NISA口座を使った投資に加えて、さらにプラチナNISA口座で投資ができるようになるイメージです。
最終的にどういった形の投資商品を購入できるようになるかはまだわかりませんが、内容によっては新NISA口座に加えてプラチナNISA口座も活用していくような形で選択肢が増えることになります。
また、資産を増やしていく選択肢のひとつとして、前述のように未成年のうちから資産形成をしていくことも大事です。そういう意味では、「こども支援NISA」はとてもポジティブな制度と言えるでしょう。
家族の状況に合わせて、さまざまな方法で資産形成を考えるためにも、NISA制度の拡充に注目していきたいところです。
(横川楓)