第2位「赤いスイートピー」

第2位は「赤いスイートピー」で、お勧めポイントに「歌詞全体」を選んだファンが7割近くいたのも特徴的だ。そんな歌詞はいま聞いても色あせることなく、どの世代の心にも響いていると思わせるこんなコメントが。
「うちの子どもに松田聖子の曲を聞かせていたら、この曲が気に入ったため、たぶん他の子ども世代も気に入るのではと思いました」(50代、女性)
「赤いスイートピー」を聞いていたあの頃の気持ちに一瞬で戻れるという点でも、歌詞の言葉にそのパワーがあるのだろう。この曲を聞くと、誰もがいつでもキュンキュンするのだ。
「当時の恋愛はこんなにもどかしくてちょっとせつなくて甘い恋だった、そしてそれが『赤いスイートピー』に凝縮されているところです」(60代、女性)
「なんとも言えず、甘酸っぱい、そんな気持ちになるから」(50代、女性)
「いつ聞いても、何年たっても、聞けばキュンとするから」(60代、女性)
そして、ここでも第2位に選ばれるまでの松田聖子の代表曲のひとつになったと言える。それだけに「名曲」と断言する声も。
「やっぱり『青い珊瑚礁』の次に知ってほしいのは、『赤いスイートピー』ではないでしょうかね!?情景の見える可愛い歌、聖子さんの名曲中の名曲!!」(40代、女性)
第1位「瑠璃色の地球」

第1位は「瑠璃色の地球」。 第2位のお勧めのポイント同様、「歌詞全体」を挙げた回答者が約8割。それだけに、歌詞が誰もの心に強くしみわたっている。
「“夜明けのこない夜はないさ”、どんな状況でも明けぬ夜はないからです。明日に向かってまた、頑張ろう!と……思えるからです」(50代、女性)
「松田聖子=アイドル というイメージを覆すようなメッセージ性の強い壮大な楽曲。しかし、聖子ちゃんのキャンディーボイスは こういった曲にもしっかりハマり、心に突き刺さるほどの衝撃を受けた。この曲で私は松田聖子に、現代風にいえば一気に沼落ちした」(50代、女性)
「普遍的真理を歌った歌詞とメロディーが、松田聖子の歌唱力で非常に聞き手の心に響くと思うから」(60代、女性)
弾けるようなアイドル的な曲もあり、「瑠璃色の地球」のような壮大なスケールの曲もある。改めて松田聖子の偉大さを、次の世代に語り継いでいきたいものだ。
(AERA編集部)