2019年8月、初めての海外となったブータン。2日目、悠仁さまは標高3500メートルのジェラという山に登ったの=ブータン・ジェラ、宮内庁提供

 悠仁さまは戦後の皇族として初めて学習院ではなく、13年にお茶の水女子大学付属小、19年に同付属中学校へと進学した。

 初めて海外を訪れたのは12歳だった中学1年生の夏、ご両親と私的にブータンを訪問した。

 22年からは、筑波大学付属高校(東京都文京区)に進学。学園祭では毎年、クラスでおそろいのTシャツを着用。各自、すきなロゴを選んだようで、3年生の文化祭の初日は、「Anisoptera 1310」のロゴが入ったTシャツを着用。「Anisoptera」とは、トンボ亜目を指し、4桁の数字は、おそらく「1310(ひさひと)」。悠仁さまはトンボ愛があふれるオリジナルTシャツ姿で、同級生らと笑顔でワッフルをほおばり、お手製のピザ窯でピザを焼き販売するなど、学園生活を楽しんでいた。

 部活はバトミントン部に所属し、宮内庁は3年生の初夏まで試合に出場したり、友人の応援をしたりしていたと明かしている。宮内庁が提供した悠仁さまがラケットを振る写真によって、悠仁さまが左利きだと判明し、話題になった。

 ちなみに、ペンは右手で使用されているという。

 筑波大学付属高校の体育館でバドミントンをする悠仁さま。宮内庁によれば、3年生の初夏までバドミントン部の試合に出場したり、友人の応援をしたりしていたという=2024年6月、東京都文京区、宮内庁提供

 2年ほど前、紀子さまは講習会に出席した際に、雑談のなかで、

「長男のお弁当も、時間が許す限り自分で作るようにしています」

 と、高校に通う悠仁さまのお弁当を手作りしている、と明かしたことがある。

「家庭菜園で育てた大根の葉を油で炒めて、悠仁のお弁当に入れたり、漬物にしたりすることもあります」

 と話し、同じテーブルに座る出席者らに、

「大根の葉は、どういう風に料理するのがおいしいでしょうかね」

 とたずねていたという。

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