セ・リーグ連覇を狙う巨人では丸佳浩が右太ももを痛めて開幕から出遅れている。現時点でまだ実戦復帰はできていないものの、既に屋外でのフリー打撃を行うなど順調な回復ぶりをアピールしており、前半戦の間には一軍でプレーする姿も見ることができそうだ。

 一方のパ・リーグで故障者が目立つのがソフトバンクだ。開幕直後に近藤健介が腰を痛めて登録抹消。4月2日には腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けて長期離脱となった。復帰までは3カ月程度かかる見込みと言われており、一軍に復帰できるのは後半戦からになる可能性も高そうだ。

 さらに4月11日には柳田悠岐が右足のすねに自打球を受けて負傷。診断は右脛骨骨挫傷とのことだが、小久保裕紀監督のコメントによると骨折に近い状態とのことで、こちらも長期離脱となっている。さらに開幕からヒットを量産していた周東佑京も右膝の痛みを訴えて離脱し、右腓骨骨折の診断が出ている。正木智也は左肩の手術を受けて今季絶望という状況だ。

 投手もスチュワートがわき腹を痛めてから復帰のめどが立っておらず、DeNAからトレードで加入した浜口遥大も左肘の故障と黄色靭帯骨化症の影響で長期離脱を余儀なくされている。チームは最下位に沈んでいるのも、故障者が続出していることが大きな要因の一つと言えるだろう。

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