ミムラから改名した美村里江
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 先週に多く読まれた記事の「見逃し配信」です。ぜひ御覧ください(この記事は「AERA DIGITAL」で2025年4月21日に配信した内容の再配信です。肩書や情報などは当時のまま)。

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 4月からスタートした、多部未華子主演のドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(TBS系)は、専業主婦やワーキングマザーのリアルな日常や感情が描かれ、SNSを中心に共感の声が広がっている。

 そんな話題作の第2話(4月8日放送)にたった5秒、しかも写真での出演で注目を集めたのが女優の美村里江(40)だ。主人公の詩穂(多部)が慕う専業主婦の先輩(田中美佐子)の娘役を演じているが、今後は物語の中心に絡んでくると予想されている。SNSでも「何かありそう」と、気になっている視聴者も少なくないようだ。どこかミステリアスな雰囲気がある美村だが、最近はバラエティー番組にも出演するようになった。

「昨年10月に出演したトーク番組では、『道の駅』のマニアぶりを披露していました。道の駅に着くと、まずは車の中で駐車場に入ってくる車を観察して、地元ナンバーの人が何を買いに行くかチェックするそうです。ランチ時は、軽トラやバンに乗った作業服のお兄さんたちをマークするそうで、同じ店に入り、同じものを頼むとだいたいいいものが食べられると熱弁していました。美村さんは趣味の幅が広く、1カ月に本を200冊読破することもあり、映画は年間300本以上観るそうです。また、渓流釣り好きとしても有名で、意外な顔をたくさん持っているのも美村さんの魅力です」(テレビ情報誌の編集者)

 美村は2003年の月9ドラマ「ビギナー」(フジテレビ系)のオーディションで、1万人以上の応募者の中からヒロインに選ばれ、「ミムラ」の芸名で女優デビューした。05年には映画「着信アリ2」で映画初主演を果たすなど、一気にブレークした。だが、本人には葛藤もあったようだ。前出の編集者はこう話す。

「順風満帆に仕事が舞い込んできた美村さんですが、下積みもなく演技経験が浅かったため、当時、自分の置かれた状況をのみ込めずに苦しんでいたそうです。自分より演技のうまい女優がいっぱいいるのに、こんな大きな席になぜ自分がいるのだろうかと苦悩していたと過去に語っています。06年に事務所に『退所したい』と伝えたそうですが、事務所社長から一時的な休業を提案され、約2年間の休業に入りました」

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