
新しい家族ができて「防災意識」も変化
時東さん自身は家に防災リュックは常備しているが、「これもあれもやらなきゃ、って思うと防災はすごくお金がかかってしまう」とも話す。
「長期保存できる防災食は高いし、一人暮らしだと置ける場所もない、女性だったらこんなに重い荷物は持てない、という問題もあります。私は『今家にいる状況で、防災は何ができているかな』と考えるほうが健全な気がしています。うちの場合は小さい子も犬もいるので、おむつや犬のおやつを多めに買っています。一人暮らしでもお水をストックしてあれば、それはもう防災をしていることになるので、あまり気負わずに考えてほしいと思います。あとはなにかあったときに、すぐに歩いて家に帰るのか、別の集合場所を決めておくのかなど、家庭内のルールを決めておくだけでも全然違うので、ぜひやってみてほしいです」
新しい家族ができたことで防災の意識もより変化した。時東さんは16年、29歳のときにビジュアル系ロックバンドの男性と結婚した。漠然と「いつかは結婚するだろう」とは思っていたが、何歳までにというイメージは特に持っていなかった。
「お互いファンのことを大事にしたかったので、『ツアーがあるからこの1年は難しい』なんて考えていたら、あれよあれよと時間がたってしまいました。『仕事で難しいから1年延ばしてほしい』と言われた時点で『じゃあもういいわ』となる場合もあると思うんですけど、彼とは『いいんじゃない? 1年ぐらいあっという間だよ』みたいな感じだったので、フィーリングが合ったんだろうなとは思います」
婚約から結婚までは2人にとって最もキラキラした時期になるはずだが、「現実は違いました」と時東さんは笑う。
「向こうの仕事的にも邪魔にならない日に結婚発表をしたほうがいい、間違えるとファンの方にも失礼になる、と考えながら日程を考えていったら、もう決め打ちみたいになって。結婚式もこの日ならいけますとか、仕事のスケジュール調整みたいな感じで結婚が訪れました」